ヒライ牧場


直営のヒライ牧場では兵庫県産の但馬牛(たじまうし)を飼育しています。繁殖から肥育まで、そしてお肉として販売することで流通コストを大幅に削減するとともに相場に大きく左右されることなく運営しています。生まれた時から同じ場所で大切に飼育された但馬牛はストレスも少なく、理想の牛に仕上がっていきます。僕たちは霜降りや柔らかさだけでなく、香りや旨味、風味を感じる昔ながらの牛肉を目指して育てています。




但馬牛(たじまうし)・・・世界的に有名なブランド牛肉である神戸ビーフや但馬牛(たじまぎゅう)の素牛となる黒毛和種です。兵庫県で育ち、数々のブランド牛や肉用種のルーツにもなります。僕たちは生体を「たじまうし」、牛肉を「たじまぎゅう」として使い分けています。神戸ビーフは最初から神戸ビーフとして生まれて来るわけではなく、兵庫県内で飼育された「たじまうし」で一定の肉質基準を満たした牛肉が「神戸ビーフ」「神戸牛」として、また基準を満たしていない牛肉は但馬牛(たじまぎゅう)として流通します。

神戸牛の基準に満たないからと言って但馬牛が神戸牛に大きく劣る牛肉と言うわけではありません。もちろん神戸牛の方が高値で取引されますが、本来但馬牛はうまみ成分であるイノシン酸やオレイン酸が豊富で上品な甘味があり美味。肉質はきめ細かく柔らかさの中に歯切れの良い食感があり、豊かな風味と旨味を醸し出します。神戸牛、但馬牛どちらもとても美味しく世界に誇るブランド牛肉です。




ヒライの但馬牛の肥育は月齢にして30か月齢~32か月齢を理想として育てています。但馬牛の定義の20条には28か月から60か月齢の雌牛、去勢牛とあります。それほど肥育期間は牛肉にとって大切な一因となります。長期肥育により育った但馬牛は生体の間にも熟成されていくのです。
365日必ず行う牧場の仕事はエサやり。ヒライでは午前と午後の1日2回エサやりをします。但馬牛のエサは配合飼料と粗飼料。配合飼料は大豆かす、ふすま、とうもろこし、米ぬかなどをオリジナルでブレンドした穀物飼料です。美味しいものを食べた但馬牛は美味しく育ちます。粗飼料はワラや乾草など草です。粗飼料は胃袋を作るのに役立ちます。
肥育の言葉通り肥えさせて育てるわけですから出荷前の牛は700kg以上になるものも珍しくありません。


但馬牛の妊娠期間は人間と同じく10月10日です。稀に来る母牛の発情期を見逃すことなく人工授精により種を付けます。但馬牛はすべて血統書をもつ牛です。人工授精により優秀な種牛の種を授精させ管理します。

但馬牛という品種は非常に育ちにくく病気になりやすい牛です。仔牛は下痢や風邪など病気にかかり、最悪死んでしまうこともあります。牛舎は清潔に保ち、日々慎重に仔牛の体調に気を付けます。